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フリーゲームレビュー「Doll's」

とぅいった~にて、
「三連休だから俺のゲームで遊んでくれ」
ってタグがあったので、前々から気になってたゲームを消化しました。
その中の一つを紹介。


フリーゲームレビュー「Doll's」


dolls_screenshot.jpg


「運命の歯車は、出会いによって廻り始める――」


あらすじ


主人公の黒川 冬夜は、日々の生活に限界を感じていた

"周囲の期待に応えられない"

そんな状況が彼を追い詰めていた

長く続く負の連鎖に彼の心は疲弊しはじめ
自暴自棄になりかけていた

"このままひっそりと消えられたらいいのにな"

そうして彼は一人で森へと向かう

その森の奥で彼は―――

(公式サイトのStoryより引用)


プレイ時間

1時間くらい(END数:4)


ジャンル

ボーイミーツガールSF哲学短編ノベル


制作ツール

ティラノスクリプト・ティラノビルダー


オススメポイント!

・哲学とSFの混ぜ合わさった世界観
・システム、グラフィック、BGM等ゲームとしてのクオリティが高い!
・小説を読んでいるような重厚なテキスト


感想


すっげぇ凝ってた。
絵もめっちゃ綺麗だし、全体的なクオリティ高し、ですよ。
紹介画像の女の子(瀬奈ちゃん)に惹かれたなら是非プレイしましょう。
絶対後悔はしないと思います。

そして、ちゃんと“最後まで”プレイしましょう。
つまりTRUE ENDです。
GOODで終わりじゃないからね! 気をつけてね!
ちゃんと画面に表示されてる文字を読んでいれば、行き方はわかるはずです。

さて、この作品。あらすじだけ見るとファンタジー的なのを想像するんじゃないでしょうか。
私も、プレイ開始前まではファンタジックなボーイミーツガールものを想像していました。
しかし、その予想は見事に裏切られることになります。(悪い意味ではなく)

開始直後、いきなり一面に表示される哲学的な文章。
「あ、これはちゃんと読まなきゃいけないヤツだ」
そう直感し、私は頭のスイッチを真面目モードに切り替えました(笑)
なんとなーくの雰囲気ゲーではないです。
論理に裏打ちされた哲学的で重厚なSFノベル。
それがこの、「Doll's」という作品なのです。
作品を通して伝えたい「テーマ」、それがど真ん中に一本、しっかりあります。
ファンタジーなんかじゃなく、非常に現実的なお話です。
(…まあ、そう言いながらもTRUE ENDではちゃんとあったかくて優しい着地点に落としているので、ご安心ください)

そんな訳で、哲学系ノベルとかSFノベルが好きな人に、是非読んでほしいです。

内容の感想ですが、個人的にはやっぱりTRUE ENDが一番良かったと思います。
色んな事実が明らかになる大団円ルートですね。
爽やかな読後感でした。

次点でBAD ENDかな。
いや、これは別に私がバッドエンド愛好家だからとかそういう訳ではなく。
一番現実的というか、将来実際に起こりうる事なんじゃないかな、とか、そう感じさせられたからです。
色々考えさせられたな、と。
あと、わざわざバッドエンドにイベント絵を入れてる辺り力入ってるな、と思ったのでw
あの絵、すごく綺麗で好きです。
最初に見た時は「え、なにこれ唐突にファンタジー?」とか思いましたが、最後までやったら、ああ、なるほどな、と。
あれも伏線だった訳ですね、多分。
そうやって思い返してみると…ああ、もしかしたらTRUE ENDよりも好きかもしれない。
と、今思いましたw
恐怖とか、矛盾とか…処理しきれない、暴走。
永遠の暗闇に閉じ込められるっていうのは…イメージしてみると、ああ…いいENDですね…。
やっぱりバッドエンドが一番! …かもしれないです。
妄想して楽しいのはバッドエンドだと思います。色々考えられるので。
TRUEは見たまんま、それが真実ですからね。
まあ、終わり方として一番綺麗なのはTRUEです。当たり前ですが。

ネタバレしない程度に(多分)色々書かせていただきました。
考察が楽しい系のお話だと思います。
1時間程度で終わりますが、中身はギュッと詰まった作品でした。
時間はないけどしっかり読みたい! そんな人にオススメです。
是非、色々と考えながら読んでみて下さい。


(タイトルの仕掛け、ティラノであんなことできるんですね! めっちゃ凝っててすげぇと思いました)


制作者

イトカ 様


ダウンロード

http://novelgame.jp/games/show/475
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